2017年04月30日
Raspberry Pi Zero + Raspbianで OpenSimビュア接続編
前回で、OpenSimが稼働しましたので、母艦からビュアで接続してみたいと思います。
ビュアが稼働する母艦は、それなりのグラフィックパワーが必要です。セカンドライフが無理なく接続できる環境であれば問題ないでしょう。
それと、OpenSimに接続するビュアは、セカンドライフ標準ビュアでは接続することができません。
OpenSimに接続できるビュアは確認しているところでは、FireStormとSingularity Vieweがあります。
この2つ以外でもたくさんあるので探してみるのも面白いかもしれませんwww
Singularity Vieweについては RaspberryPi での接続方法と同じなので、こちらのログのSingularity Vieweの設定部分を参考にしてください
今回はFireStormビュアで接続したいと思います。
さて、FireStormビュアですが、ダウンロードの際は、OpenSim対応のものを選択する必要がありますので気を付けてください。
FireStormビュアのホームページから上部のタグから Downloads を選択します。
お使いのOSを選びます。 windows、Mac、Linuxが選択できます。
OSによっては32Bit 及び64Bit対応していますがここで一番大事なのは
「For SL & Opensim」を選ぶことです。
「Click to DOWNLOAD」 をクリックしてダウンロードし、実行インストールします。
無事、FireStormがインストールできましたら、SSHでraspberry Pi Zeroにログインします。
OpemSim/binフォルダーに移動します。
$ cd ~/opensim-0.8.2.1/bin
OpenSim.iniの「Const」項目のBaseURLとPublicPortを設定します。
(この情報はXpyodaさんから教えていただきました)
BaseURLは、ゼロの固定IPアドレスです。(ここでは、192.168.11.51です。)
また、PublicPortはデフォルトの9000番を使用します。
編集の前にバックアップを取ります。
$ cp OpenSim.ini OpenSim.ini.org
OpenSim.iniファイルを修正します。
$ vim OpenSim.ini
56行目 BaseURL = "http://192.168.11.51"
59行目 PublicPort = "9000"
OpenSimを起動します。
$ mono OpenSim.exe
コマンド待ちになったら、母艦のFireStormビュアを起動します。
接続のためのグリッドの設定を行います。
左上のタブの「ビューワ」から「環境設定」を選択します。
環境設定のダイアログが開きますので、左のタブから Opensimを選択します。(1)
続いて、「グリッドを追加」の項目で「192.168.11.51:9000」と入力します(2)
IPアドレスは環境に合わせて変更してください。
適用ボタンを押します。(3)
グリッド一覧のスライダーを移動して、「the lost continent of hippo」の項目をクリックします。(4)
グリット名称が「the lost continent of hippo」に、グリッドURIが「http://192.168.11.51:9000/」になっているか確認します(5)
OKボタンを押します。(6)

これで、グリッドの設定は終わりました。
接続してみます。
ログインネームを入力します。ここでは「rika kayama」(1)
設定したパスワードを入力します(2)
グリッド一覧のプルダウンメニューから「the lost continent of hippo」を選択します(3)
ログインボタンを押します(4)

無事 ログインできましたぁwww

ビュアが稼働する母艦は、それなりのグラフィックパワーが必要です。セカンドライフが無理なく接続できる環境であれば問題ないでしょう。
それと、OpenSimに接続するビュアは、セカンドライフ標準ビュアでは接続することができません。
OpenSimに接続できるビュアは確認しているところでは、FireStormとSingularity Vieweがあります。
この2つ以外でもたくさんあるので探してみるのも面白いかもしれませんwww
Singularity Vieweについては RaspberryPi での接続方法と同じなので、こちらのログのSingularity Vieweの設定部分を参考にしてください
今回はFireStormビュアで接続したいと思います。
さて、FireStormビュアですが、ダウンロードの際は、OpenSim対応のものを選択する必要がありますので気を付けてください。
FireStormビュアのホームページから上部のタグから Downloads を選択します。
お使いのOSを選びます。 windows、Mac、Linuxが選択できます。
OSによっては32Bit 及び64Bit対応していますがここで一番大事なのは
「For SL & Opensim」を選ぶことです。
「Click to DOWNLOAD」 をクリックしてダウンロードし、実行インストールします。
無事、FireStormがインストールできましたら、SSHでraspberry Pi Zeroにログインします。
OpemSim/binフォルダーに移動します。
$ cd ~/opensim-0.8.2.1/bin
OpenSim.iniの「Const」項目のBaseURLとPublicPortを設定します。
(この情報はXpyodaさんから教えていただきました)
BaseURLは、ゼロの固定IPアドレスです。(ここでは、192.168.11.51です。)
また、PublicPortはデフォルトの9000番を使用します。
編集の前にバックアップを取ります。
$ cp OpenSim.ini OpenSim.ini.org
OpenSim.iniファイルを修正します。
$ vim OpenSim.ini
56行目 BaseURL = "http://192.168.11.51"
59行目 PublicPort = "9000"
OpenSimを起動します。
$ mono OpenSim.exe
コマンド待ちになったら、母艦のFireStormビュアを起動します。
接続のためのグリッドの設定を行います。
左上のタブの「ビューワ」から「環境設定」を選択します。
環境設定のダイアログが開きますので、左のタブから Opensimを選択します。(1)
続いて、「グリッドを追加」の項目で「192.168.11.51:9000」と入力します(2)
IPアドレスは環境に合わせて変更してください。
適用ボタンを押します。(3)
グリッド一覧のスライダーを移動して、「the lost continent of hippo」の項目をクリックします。(4)
グリット名称が「the lost continent of hippo」に、グリッドURIが「http://192.168.11.51:9000/」になっているか確認します(5)
OKボタンを押します。(6)

これで、グリッドの設定は終わりました。
接続してみます。
ログインネームを入力します。ここでは「rika kayama」(1)
設定したパスワードを入力します(2)
グリッド一覧のプルダウンメニューから「the lost continent of hippo」を選択します(3)
ログインボタンを押します(4)

無事 ログインできましたぁwww

2017年04月22日
Raspberry Pi Zero + Raspbianで OpenSimインストール編
OpenSimの動作環境のmonoをインストールしたいと思います。
余談ですが、monoをインストールすることで C#で遊ぶこともできます^^
では早速 monoからインストールします^^
ちょっとバージョンが古くなっていますが、実行ファイルをインストールします。
$ sudo apt-get install mono-complete
バージョンを確認しますwww
$ mono -V
Mono JIT compiler version 3.2.8 (Debian 3.2.8+dfsg-10)
Copyright (C) 2002-2014 Novell, Inc, Xamarin Inc and Contributors. www.mono-project.com
TLS: __thread
SIGSEGV: normal
Notifications: epoll
Architecture: armel,vfp+hard
Disabled: none
Misc: softdebug
LLVM: supported, not enabled.
GC: sgen
これでmonoがインストールされました。
引き続き OpenSimをインストールします。
最新版は、0.8.2.1(2017年4月16日現在)となっていますので、このバージョンをインストールしたいと思います。
$ wget http://opensimulator.org/dist/opensim-0.8.2.1.tar.gz
解凍します
$ tar zxvf opensim-0.8.2.1.tar.gz
解凍したOpenSimのbinディレクトリに移動します。
$ cd opensim-0.8.2.1/bin
早速実行します。
$ mono OpenSim.exe
途中の質問事項に答えていきます。(例です)
New region name []: rikachann_island Sim名を入力します
RegionUUID [04124039-b4a1-40a5-bef7-d916e62ca614]: Enterボタンを押しました
Region Location [1000,1000]: Enterボタンを押しました
Internal IP address [0.0.0.0]: Enterボタンを押しました
Internal port [9000]: Enterボタンを押しました
Allow alternate ports [False]: Enterボタンを押しました
External host name [SYSTEMIP]: 192.168.11.51 固定化したIPアドレスを入力しました。
・
・
・
New estate name [My Estate]:rika ここではリカにしました。
・
・
・
Exception: System.DllNotFoundException: BulletSim
エラーで止まちゃいましたぁ^^ 予想通りwww
BulletSimの実行ファイルがZero用でないため停止しました。
BulletSimの実行ファイルのコンパイルを試みましたがうまくいきませんでした^^;
Pi2と同じように、物理エンジンは ODEを実装していきたいと思います。
まずはコンパイル環境を整えます。(すでにインストールされている場合もあります)
$ sudo apt-get install libtool gcc
$ sudo apt-get install g++
$ sudo apt-get install automake
$ sudo apt-get install git
OpenSimのライブラリーを読み込みます。
$ git clone git://opensimulator.org/git/opensim-libs
コンパイル会場に移動します。
$ cd opensim-libs/trunk/unmanaged/OpenDynamicsEngine-0.13.1mod
コンパイル環境構築のために bootstrapを実行
$ sh bootstrap
コンフィグを実行します。
$ ./configure --enable-shared --enable-release --disable-demos --without-x --enable-old-trimesh
コンパイルします。
$ make
作成されたlibode.so.4.1.0をOpenSimディレクトリにコピーします。
$ cp ./ode/src/.libs/libode.so.4.1.0 ~/opensim-0.8.2.1/bin/lib32/libode.so
ODE定義ファイルを編集します。
その前にバックアップ^^
$ cd ~/opensim-0.8.2.1/bin
$ cp Ode.NET.dll.config Ode.NET.dll.config.org
次のように編集します
$ vim Ode.NET.dll.config
編集内容(注意:表示の関係上<>は全角になっています。コピーするときは半角に直してください)
<configuration>
<dllmap dll="ode" target="lib32/libode.so" />
</configuration>
OpenSim.iniを編集して、デフォルトの物理エンジン BulletSimからODEに変更します。
$ vim OpenSim.ini
260行目のコメントを外します。
;; Default is BulletSim
physics = OpenDynamicsEngine
; physics = BulletSim
; physics = basicphysics
; physics = POS
再度opensimを起動します。
$ mono OpenSim.exe
質問に答えていきます。
Estate owner first name [Test]: ユーザーのファーストネーム ここでは rika
Estate owner last name [User]: ユーザーのラストネーム ここでは kayama
Password: パスワード 任意に設定
Email: Enter
User ID [1c3a35f2-2cae-???????????]: Enter
入力待ちになりました^^
Region (rikachan_island) #
でも、予想通りJPEGのところが赤くなっています。
ARM用のlibopenjpeg.soが無いためです。
opensimを終了します
Region (rikachan_island) # shutdown
gitで必要なファイルをダウンロードします。
$ git clone git://github.com/openmetaversefoundation/libopenmetaverse.git libopenmetaverse
コンパイル会場に移動します。
$ cd ~/libopenmetaverse/openjpeg-dotnet
Makefileを編集します。
$ vim Makefile
36,37行目を次のように編集します
ARCH=-ARM <<36行
ARCHFLAGS= <<37行
コンパイルします。
$ make
作成されたjpegライブラリーをOpenSimのディレクトリにコピーします。
$ cp -p libopenjpeg-dotnet-2-1.5.0-dotnet-1-ARM.so ~/opensim-0.8.2.1/bin/libopenjpeg.so
opensimディレクトリーに移動します。
$ cd ~/opensim-0.8.2.1/bin
jpeg定義ファイルを編集します。
その前にバックアップ^^
$ cp OpenMetaverse.dll.config OpenMetaverse.dll.config.org
下記のように編集します。
$ vim OpenMetaverse.dll.config
編集内容(注意:表示の関係上<>は全角になっています。コピーするときは半角に直してください)
<configuration>
<dllmap dll="openjpeg-dotnet.dll" target="libopenjpeg.so" />
</configuration>
opensimを再起動します。
$ mono OpenSim.exe

コマンド待ち状態になりましたぁ^^
次は 母艦から ビュアでアクセスしてみます。
余談ですが、monoをインストールすることで C#で遊ぶこともできます^^
では早速 monoからインストールします^^
ちょっとバージョンが古くなっていますが、実行ファイルをインストールします。
$ sudo apt-get install mono-complete
バージョンを確認しますwww
$ mono -V
Mono JIT compiler version 3.2.8 (Debian 3.2.8+dfsg-10)
Copyright (C) 2002-2014 Novell, Inc, Xamarin Inc and Contributors. www.mono-project.com
TLS: __thread
SIGSEGV: normal
Notifications: epoll
Architecture: armel,vfp+hard
Disabled: none
Misc: softdebug
LLVM: supported, not enabled.
GC: sgen
これでmonoがインストールされました。
引き続き OpenSimをインストールします。
最新版は、0.8.2.1(2017年4月16日現在)となっていますので、このバージョンをインストールしたいと思います。
$ wget http://opensimulator.org/dist/opensim-0.8.2.1.tar.gz
解凍します
$ tar zxvf opensim-0.8.2.1.tar.gz
解凍したOpenSimのbinディレクトリに移動します。
$ cd opensim-0.8.2.1/bin
早速実行します。
$ mono OpenSim.exe
途中の質問事項に答えていきます。(例です)
New region name []: rikachann_island Sim名を入力します
RegionUUID [04124039-b4a1-40a5-bef7-d916e62ca614]: Enterボタンを押しました
Region Location [1000,1000]: Enterボタンを押しました
Internal IP address [0.0.0.0]: Enterボタンを押しました
Internal port [9000]: Enterボタンを押しました
Allow alternate ports [False]: Enterボタンを押しました
External host name [SYSTEMIP]: 192.168.11.51 固定化したIPアドレスを入力しました。
・
・
・
New estate name [My Estate]:rika ここではリカにしました。
・
・
・
Exception: System.DllNotFoundException: BulletSim
エラーで止まちゃいましたぁ^^ 予想通りwww
BulletSimの実行ファイルがZero用でないため停止しました。
BulletSimの実行ファイルのコンパイルを試みましたがうまくいきませんでした^^;
Pi2と同じように、物理エンジンは ODEを実装していきたいと思います。
まずはコンパイル環境を整えます。(すでにインストールされている場合もあります)
$ sudo apt-get install libtool gcc
$ sudo apt-get install g++
$ sudo apt-get install automake
$ sudo apt-get install git
OpenSimのライブラリーを読み込みます。
$ git clone git://opensimulator.org/git/opensim-libs
コンパイル会場に移動します。
$ cd opensim-libs/trunk/unmanaged/OpenDynamicsEngine-0.13.1mod
コンパイル環境構築のために bootstrapを実行
$ sh bootstrap
コンフィグを実行します。
$ ./configure --enable-shared --enable-release --disable-demos --without-x --enable-old-trimesh
コンパイルします。
$ make
作成されたlibode.so.4.1.0をOpenSimディレクトリにコピーします。
$ cp ./ode/src/.libs/libode.so.4.1.0 ~/opensim-0.8.2.1/bin/lib32/libode.so
ODE定義ファイルを編集します。
その前にバックアップ^^
$ cd ~/opensim-0.8.2.1/bin
$ cp Ode.NET.dll.config Ode.NET.dll.config.org
次のように編集します
$ vim Ode.NET.dll.config
編集内容(注意:表示の関係上<>は全角になっています。コピーするときは半角に直してください)
<configuration>
<dllmap dll="ode" target="lib32/libode.so" />
</configuration>
OpenSim.iniを編集して、デフォルトの物理エンジン BulletSimからODEに変更します。
$ vim OpenSim.ini
260行目のコメントを外します。
;; Default is BulletSim
physics = OpenDynamicsEngine
; physics = BulletSim
; physics = basicphysics
; physics = POS
再度opensimを起動します。
$ mono OpenSim.exe
質問に答えていきます。
Estate owner first name [Test]: ユーザーのファーストネーム ここでは rika
Estate owner last name [User]: ユーザーのラストネーム ここでは kayama
Password: パスワード 任意に設定
Email: Enter
User ID [1c3a35f2-2cae-???????????]: Enter
入力待ちになりました^^
Region (rikachan_island) #
でも、予想通りJPEGのところが赤くなっています。
ARM用のlibopenjpeg.soが無いためです。
opensimを終了します
Region (rikachan_island) # shutdown
gitで必要なファイルをダウンロードします。
$ git clone git://github.com/openmetaversefoundation/libopenmetaverse.git libopenmetaverse
コンパイル会場に移動します。
$ cd ~/libopenmetaverse/openjpeg-dotnet
Makefileを編集します。
$ vim Makefile
36,37行目を次のように編集します
ARCH=-ARM <<36行
ARCHFLAGS= <<37行
コンパイルします。
$ make
作成されたjpegライブラリーをOpenSimのディレクトリにコピーします。
$ cp -p libopenjpeg-dotnet-2-1.5.0-dotnet-1-ARM.so ~/opensim-0.8.2.1/bin/libopenjpeg.so
opensimディレクトリーに移動します。
$ cd ~/opensim-0.8.2.1/bin
jpeg定義ファイルを編集します。
その前にバックアップ^^
$ cp OpenMetaverse.dll.config OpenMetaverse.dll.config.org
下記のように編集します。
$ vim OpenMetaverse.dll.config
編集内容(注意:表示の関係上<>は全角になっています。コピーするときは半角に直してください)
<configuration>
<dllmap dll="openjpeg-dotnet.dll" target="libopenjpeg.so" />
</configuration>
opensimを再起動します。
$ mono OpenSim.exe

コマンド待ち状態になりましたぁ^^
次は 母艦から ビュアでアクセスしてみます。
2017年04月09日
Raspberry Pi Zero + Raspbianで OpenSimネットワーク無線設定編
USB対応WiFiアダプターを接続して無線対応にしていきます。
USB対応WiFiアダプターとして Buffalo のWLI-UC-GNMEを使用してみました。
Zeroには、USBポートが1つしかなく、有線LANを接続しているため、接続できないのでUSBハブを
接続して、そこにWiFiアダプターを接続していきます。
設定が終われば、ダイレクトにUSBポートに接続できます。
まずはWiFiアダプタをUSBハブ経由で接続して、認識されているか確認します。
lsusbコマンドで確認します。
$ lsusb
Bus 001 Device 003: ID 0b95:772b ASIX Electronics Corp. AX88772B
Bus 001 Device 004: ID 0411:01a2 BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) WLI-UC-GNM Wireless LAN Adapter [Ralink RT8070]
Bus 001 Device 002: ID 1a40:0101 Terminus Technology Inc. 4-Port HUB
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
ちゃんとデバイス004で認識されているようです^^
次にWiFi接続を行うためのセキュリティー認証設定を行います。
今回使用するWiFiアダプターWLI-UC-GNMEのセキュリティー認証方式は、WPA2-PSK、WPA-PSK、WEPと
3種類の方式に対応しているようです。なお、WPA2-PSKは子機モードのみのようです。
ここでは、暗号化をより強化したWPA2-PSKで設定してみます。(なおWiFiルーター側が対応している必要があります)
有線と同様、IPアドレスなどの設定は /etc/network/interfacesに記述されています。
前回の記事でinterfacesファイルの内容を表示していますが、その中で、
allow-hotplug wlan0 と allow-hotplug wlan1に続く設定がWiFi設定に関わるところです。
今回はwlan0で設定していきます。
WiFi設定は、 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに記述されるようです。
いろんなWebで情報を確認してみると、このファイルに認証情報を記述すればよいようです。
ただ、そのまま、SSIDや接続パスワードなど記述すると、第三者にこのファイルを閲覧されると
簡単に、WiFi接続されてしまうので、このファイルの接続パスワードを暗号化します。
SSIDや接続パスワードは無線ルータに記載されているので事前に確認しておきます。
暗号化するコマンドは wpa_passphrase [ssid] [password]でこの表示出力を >>コマンドを使って
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confファイルに直接書き込みします(リダイレクト)
ssid 及び passwordにはお手持ちのWiFiルータの ssidと接続パスワードを指定します。
$ sudo wpa_passphrase ssid password >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
-bash: /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf: 許可がありません
sudoで実行したのに怒られちゃます^^;
う~~んやっぱりrootで実行しないといけないのかな~^^;
でもリカは rootで作業をしたくないので sudoで実行できる方法をWebで探してみました。
sudoでshを実行し、シェルスクリプトとして オプション -cを付けて コマンドを渡すことでできそうです。
なお、コマンドラインは’ ’でくくります
$ sudo sh -c 'wpa_passphrase ssid password >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'
このコマンドはコマンド履歴として残ってしまいますので、気になる方は、いったんログアウト・再ログインし、
$ vim ~/.bash_history
で履歴を削除します
ログアウトして、再度ログインすれば、履歴は削除されています。
WiFiのローケーションを変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
4 Localisation Options を選択します。
I4 Change Wi-fi Country を選択します。
メニューから JP Japan を選択します
tabキーで 了解を選択します 再度 了解し
Finishで終了します。
reboot ではいを選択
再ログインします。
wpa_supplicant.conf'ファイルの内容を確認します。
$ sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ountry=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="????????????"
#psk="????????????"
psk=111111111111111122222222222222222223333333333333333
}
#psk="????????????" に暗号前の接続パスワードが残されているのでこの行は削除します。
セキュリティー認証方式の情報を追記します。
WiFルーターやWiFiアダプターの製品仕様のセキュリティー項目を見て設定していきます
今回は WiFiアダプターがWPA2-PSKに対応していますので この設定にします。
セキュリティー的には WPA2とAESを使用するのが一番データの暗号化は優れているようです。
気になる方は、Webで確認してみましょう^^
設定項目は次のようになります
proto=RSN #WPA2
key_mgmt=WPA-PSK #WPA-PSK
pairwise=CCMP #AES
group=CCMP #AES
先ほどの wpa_supplicant.confに追記していきます。
ountry=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="????????????"
psk=111111111111111122222222222222222223333333333333333
proto=RSN
key_mgmt=WPA-PSK
pairwise=CCMP
group=CCMP
}
次にWiFiでのIPアドレスも固定化します。
有線LANと同様に/etc/dhcpcd.confに追記します。
ここでは WiFiでのIPアドレスを 192.168.11.51としました。
~略
interface eth0
static ip_address=192.168.11.50/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
interface wlan0
static ip_address=192.168.11.51/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
これで設定が終了しました。
念のため wlan0のネット接続を終了します。
$ sudo ifdown wlan0
再度接続します
$ sudo ifup wlan0
接続情報を確認(アクセスポイントが表示されているか確認します)
$ sudo iwconfig
wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:"?????????????"
Mode:Managed Frequency:2.412 GHz Access Point: ????????????
Bit Rate=1 Mb/s Tx-Power=20 dBm
Retry short limit:7 RTS thr:off Fragment thr:off
Encryption key:off
Power Management:off
Link Quality=69/70 Signal level=-41 dBm
Rx invalid nwid:0 Rx invalid crypt:0 Rx invalid frag:0
Tx excessive retries:0 Invalid misc:38 Missed beacon:0
lo no wireless extensions.
eth0 no wireless extensions.
IPアドレスが固定化されているか確認します。(192.168.11.51の表示があるか確認します)
$ sudo ifconfig wlan0
wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス ??????????????????
inetアドレス:192.168.11.51 ブロードキャスト:192.168.11.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: ????????????????????/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:439 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:81 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:153321 (149.7 KiB) TXバイト:16038 (15.6 KiB)
ルートテーブルも確認します。
$ sudo route
カーネルIP経路テーブル
受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ Metric Ref 使用数 インタフェース
default buffalo.setup 0.0.0.0 UG 202 0 0 eth0
default buffalo.setup 0.0.0.0 UG 303 0 0 wlan0
192.168.11.0 * 255.255.255.0 U 202 0 0 eth0
192.168.11.0 * 255.255.255.0 U 303 0 0 wlan0
ちゃんと両方とも経路に登録されています。
母艦から WiFi経由(ここでは 192.168.11.51)でSSH接続できるか確認します。
一度シャットダウンして 有線LANを外して WiFiアダプターのみで再度立ち上げます。
$ sudo shutdown -h now
母艦から WiFi経由(ここでは 192.168.11.51)でSSH接続できるか確認します。
ここからはリカの WiFi設定での は・ま・り・どころwww
今回使用しているWiFiルーターは 11a(5GHz)と11g(2.4GHz)両方対応していますが、
WiFiアダプターは11g(2.4GHz)のみでした。
ここをよく確認せずに、 11a(5GHz)のSSIDを使用していたために接続ができない状態でした。
これに気付くのに時間がかかり、回り道していましたぁwww わかれば簡単なことなんだけど^^;
気付くきっかけはアクセスポイントを表示してくれるコマンドでした^^
次のコマンドで受信可能なアクセスポイントのSSIDを表示してくれます^^
$ sudo iwlist wlan0 scan | grep ESSID
次はOpenSimの動作環境のmonoをインストールしていきます。
USB対応WiFiアダプターとして Buffalo のWLI-UC-GNMEを使用してみました。
Zeroには、USBポートが1つしかなく、有線LANを接続しているため、接続できないのでUSBハブを
接続して、そこにWiFiアダプターを接続していきます。
設定が終われば、ダイレクトにUSBポートに接続できます。
まずはWiFiアダプタをUSBハブ経由で接続して、認識されているか確認します。
lsusbコマンドで確認します。
$ lsusb
Bus 001 Device 003: ID 0b95:772b ASIX Electronics Corp. AX88772B
Bus 001 Device 004: ID 0411:01a2 BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) WLI-UC-GNM Wireless LAN Adapter [Ralink RT8070]
Bus 001 Device 002: ID 1a40:0101 Terminus Technology Inc. 4-Port HUB
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
ちゃんとデバイス004で認識されているようです^^
次にWiFi接続を行うためのセキュリティー認証設定を行います。
今回使用するWiFiアダプターWLI-UC-GNMEのセキュリティー認証方式は、WPA2-PSK、WPA-PSK、WEPと
3種類の方式に対応しているようです。なお、WPA2-PSKは子機モードのみのようです。
ここでは、暗号化をより強化したWPA2-PSKで設定してみます。(なおWiFiルーター側が対応している必要があります)
有線と同様、IPアドレスなどの設定は /etc/network/interfacesに記述されています。
前回の記事でinterfacesファイルの内容を表示していますが、その中で、
allow-hotplug wlan0 と allow-hotplug wlan1に続く設定がWiFi設定に関わるところです。
今回はwlan0で設定していきます。
WiFi設定は、 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに記述されるようです。
いろんなWebで情報を確認してみると、このファイルに認証情報を記述すればよいようです。
ただ、そのまま、SSIDや接続パスワードなど記述すると、第三者にこのファイルを閲覧されると
簡単に、WiFi接続されてしまうので、このファイルの接続パスワードを暗号化します。
SSIDや接続パスワードは無線ルータに記載されているので事前に確認しておきます。
暗号化するコマンドは wpa_passphrase [ssid] [password]でこの表示出力を >>コマンドを使って
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confファイルに直接書き込みします(リダイレクト)
ssid 及び passwordにはお手持ちのWiFiルータの ssidと接続パスワードを指定します。
$ sudo wpa_passphrase ssid password >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
-bash: /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf: 許可がありません
sudoで実行したのに怒られちゃます^^;
う~~んやっぱりrootで実行しないといけないのかな~^^;
でもリカは rootで作業をしたくないので sudoで実行できる方法をWebで探してみました。
sudoでshを実行し、シェルスクリプトとして オプション -cを付けて コマンドを渡すことでできそうです。
なお、コマンドラインは’ ’でくくります
$ sudo sh -c 'wpa_passphrase ssid password >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'
このコマンドはコマンド履歴として残ってしまいますので、気になる方は、いったんログアウト・再ログインし、
$ vim ~/.bash_history
で履歴を削除します
ログアウトして、再度ログインすれば、履歴は削除されています。
WiFiのローケーションを変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
4 Localisation Options を選択します。
I4 Change Wi-fi Country を選択します。
メニューから JP Japan を選択します
tabキーで 了解を選択します 再度 了解し
Finishで終了します。
reboot ではいを選択
再ログインします。
wpa_supplicant.conf'ファイルの内容を確認します。
$ sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ountry=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="????????????"
#psk="????????????"
psk=111111111111111122222222222222222223333333333333333
}
#psk="????????????" に暗号前の接続パスワードが残されているのでこの行は削除します。
セキュリティー認証方式の情報を追記します。
WiFルーターやWiFiアダプターの製品仕様のセキュリティー項目を見て設定していきます
今回は WiFiアダプターがWPA2-PSKに対応していますので この設定にします。
セキュリティー的には WPA2とAESを使用するのが一番データの暗号化は優れているようです。
気になる方は、Webで確認してみましょう^^
設定項目は次のようになります
proto=RSN #WPA2
key_mgmt=WPA-PSK #WPA-PSK
pairwise=CCMP #AES
group=CCMP #AES
先ほどの wpa_supplicant.confに追記していきます。
ountry=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="????????????"
psk=111111111111111122222222222222222223333333333333333
proto=RSN
key_mgmt=WPA-PSK
pairwise=CCMP
group=CCMP
}
次にWiFiでのIPアドレスも固定化します。
有線LANと同様に/etc/dhcpcd.confに追記します。
ここでは WiFiでのIPアドレスを 192.168.11.51としました。
~略
interface eth0
static ip_address=192.168.11.50/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
interface wlan0
static ip_address=192.168.11.51/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
これで設定が終了しました。
念のため wlan0のネット接続を終了します。
$ sudo ifdown wlan0
再度接続します
$ sudo ifup wlan0
接続情報を確認(アクセスポイントが表示されているか確認します)
$ sudo iwconfig
wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:"?????????????"
Mode:Managed Frequency:2.412 GHz Access Point: ????????????
Bit Rate=1 Mb/s Tx-Power=20 dBm
Retry short limit:7 RTS thr:off Fragment thr:off
Encryption key:off
Power Management:off
Link Quality=69/70 Signal level=-41 dBm
Rx invalid nwid:0 Rx invalid crypt:0 Rx invalid frag:0
Tx excessive retries:0 Invalid misc:38 Missed beacon:0
lo no wireless extensions.
eth0 no wireless extensions.
IPアドレスが固定化されているか確認します。(192.168.11.51の表示があるか確認します)
$ sudo ifconfig wlan0
wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス ??????????????????
inetアドレス:192.168.11.51 ブロードキャスト:192.168.11.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: ????????????????????/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:439 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:81 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:153321 (149.7 KiB) TXバイト:16038 (15.6 KiB)
ルートテーブルも確認します。
$ sudo route
カーネルIP経路テーブル
受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ Metric Ref 使用数 インタフェース
default buffalo.setup 0.0.0.0 UG 202 0 0 eth0
default buffalo.setup 0.0.0.0 UG 303 0 0 wlan0
192.168.11.0 * 255.255.255.0 U 202 0 0 eth0
192.168.11.0 * 255.255.255.0 U 303 0 0 wlan0
ちゃんと両方とも経路に登録されています。
母艦から WiFi経由(ここでは 192.168.11.51)でSSH接続できるか確認します。
一度シャットダウンして 有線LANを外して WiFiアダプターのみで再度立ち上げます。
$ sudo shutdown -h now
母艦から WiFi経由(ここでは 192.168.11.51)でSSH接続できるか確認します。
ここからはリカの WiFi設定での は・ま・り・どころwww
今回使用しているWiFiルーターは 11a(5GHz)と11g(2.4GHz)両方対応していますが、
WiFiアダプターは11g(2.4GHz)のみでした。
ここをよく確認せずに、 11a(5GHz)のSSIDを使用していたために接続ができない状態でした。
これに気付くのに時間がかかり、回り道していましたぁwww わかれば簡単なことなんだけど^^;
気付くきっかけはアクセスポイントを表示してくれるコマンドでした^^
次のコマンドで受信可能なアクセスポイントのSSIDを表示してくれます^^
$ sudo iwlist wlan0 scan | grep ESSID
次はOpenSimの動作環境のmonoをインストールしていきます。
2017年04月08日
Raspberry Pi Zero + Raspbianで OpenSimネットワーク有線設定編
有線ネットワークアドレスの固定化を行っていきたいと思います。
デフォルトでは DHCP設定になっていますので、ルーターからIPアドレスは自動割り付けされます。
OpenSimなどサーバーとして動作させる場合、IPアドレスが動的に変更されると、接続できなく
なりますので、IPアドレスを固定化します。
IPアドレスなどの設定は /etc/network/interfacesに記述されています。
$ sudo vi /etc/network/interfaces
以下ファイルの内容です
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
# Please note that this file is written to be used with dhcpcd
# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'
# Include files from /etc/network/interfaces.d:
source-directory /etc/network/interfaces.d
auto lo
iface lo inet loopback
iface eth0 inet manual
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
allow-hotplug wlan1
iface wlan1 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
よく見るとデフォルトでDHCP設定になっているはずなのに設定が見つかりません。
ただコメント欄に 静的IPアドレスを設定する場合は、 /etc/dhcpcd.conf を編集してね。
詳しくは man dhcpcd.confで参照してねって 記述されています。
では、まず man dhcpcd.confで static文のところを探してみたら サンプルの記述が見つかりました
static value
Configures a static value. If you set ip_address then dhcpcd will not attempt to
obtain a lease and just use the value for the address with an infinite lease time.
Here is an example which configures a static address, routes and dns.
interface eth0
static ip_address=192.168.0.10/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1
固定化するIPアドレスを例として192.168.11.50として進めます。
ルータ(ゲートウェイ)のIPアドレスを確認します
ドメインネームサーバーのアドレスはルータで変換しているので通常はルータのIPアドレスとなっているようです。
固定アドレス 192.168.11.50
ルータアドレス(ゲートウェイアドレス) 192.168.11.1
DNSアドレス 192.168.11.1
として 設定してみます。
/etc/dhcpcd.confを開き、最後尾に 次のように追記しました。
$ sudo vim /etc/dhcpcd.conf
~略
interface eth0
static ip_address=192.168.11.50/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
これで設定できましたので、いったん 再起動します。
$ sudo reboot
今度は 新しく設定した 固定IPアドレスで 接続します
無事 ログインできました^^
次は USBタイプのWiFiアダプタで 無線LAN対応にしたいと思います。
デフォルトでは DHCP設定になっていますので、ルーターからIPアドレスは自動割り付けされます。
OpenSimなどサーバーとして動作させる場合、IPアドレスが動的に変更されると、接続できなく
なりますので、IPアドレスを固定化します。
IPアドレスなどの設定は /etc/network/interfacesに記述されています。
$ sudo vi /etc/network/interfaces
以下ファイルの内容です
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
# Please note that this file is written to be used with dhcpcd
# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'
# Include files from /etc/network/interfaces.d:
source-directory /etc/network/interfaces.d
auto lo
iface lo inet loopback
iface eth0 inet manual
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
allow-hotplug wlan1
iface wlan1 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
よく見るとデフォルトでDHCP設定になっているはずなのに設定が見つかりません。
ただコメント欄に 静的IPアドレスを設定する場合は、 /etc/dhcpcd.conf を編集してね。
詳しくは man dhcpcd.confで参照してねって 記述されています。
では、まず man dhcpcd.confで static文のところを探してみたら サンプルの記述が見つかりました
static value
Configures a static value. If you set ip_address then dhcpcd will not attempt to
obtain a lease and just use the value for the address with an infinite lease time.
Here is an example which configures a static address, routes and dns.
interface eth0
static ip_address=192.168.0.10/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1
固定化するIPアドレスを例として192.168.11.50として進めます。
ルータ(ゲートウェイ)のIPアドレスを確認します
ドメインネームサーバーのアドレスはルータで変換しているので通常はルータのIPアドレスとなっているようです。
固定アドレス 192.168.11.50
ルータアドレス(ゲートウェイアドレス) 192.168.11.1
DNSアドレス 192.168.11.1
として 設定してみます。
/etc/dhcpcd.confを開き、最後尾に 次のように追記しました。
$ sudo vim /etc/dhcpcd.conf
~略
interface eth0
static ip_address=192.168.11.50/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
これで設定できましたので、いったん 再起動します。
$ sudo reboot
今度は 新しく設定した 固定IPアドレスで 接続します
無事 ログインできました^^
次は USBタイプのWiFiアダプタで 無線LAN対応にしたいと思います。
2017年04月02日
Raspberry Pi Zero + Raspbianで OpenSim環境設定編
動作環境を整えていきましょう。
母艦からSSHでログインします。
piユーザーのログインパスワードを変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
1 Change User Password を選択
<Ok>を選択
新しいパスワードを2回入力します。
<Ok>を選択
いったん終了して新しいパスワードで Piユーザーで再ログインします。
ロケールの確認を行います。
pi@raspberrypi:~ $ echo $LANG
en_GB.UTF-8
デフォルトでは en_GB.UTF-8になっているようです。
日本語ロケールに変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
続いて Localeを変更します
4 Localisation Options を選択します
I1 Change Locale を選択します。
リストの中から en_GB.UTF-8を探し出し *のチェックを外します。
[ ] en_GB.UTF-8 UTF-8
続いて ja.JP.UTF-8 UTF-8 を探して スペースを押して*のチェックをします。
[*] ja_JP.UTF-8 UTF-8
<OK>を選択します
表示されているリストから ja_JP.UTF-8を選択します
None
C.UTF-8
ja_JP.UTF-8
tabキーで <OK>を選択します
いったん終了して、再ログインします。
Localeが変更されたか確認します。
$ echo $LANG
ja_JP.UTF-8
変更されました
続いてタイムゾーンを変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
続いて Localeを変更します
4 Localisation Options を選択します
I2 Change Timezone を選択します。
アジア を選択します
tabキーを押して 了解 を選択します
Tokyo を選択します
tabキーを押して 了解 を選択します
続いてSDカードの容量拡大します。
7 Advanced Options を選択
A1 Expand Filesystemを選択します。
了解を選択します
メニューを終了して rebootします
はい を選択します。
SSHで再接続します。
SDカード容量が拡大したか確認します。
$ df -h
/dev/root 7.1G 885M 5.9G 13% /
以下略
7.1Gに拡大されました。
設定ファイルを編集するためのエディタをインストールします。
リカはviが好きなのでvimをインストールします。お好みのエディタをインストールして下さい。
$ sudo apt-get install vim
時刻同期のために、NTPサーバーの設定をします。
$ sudo vim /etc/ntp.conf
前略
#server 0.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
#server 1.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
#server 2.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
#server 3.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
pool ntp.nict.jp iburst #新しく追記
以下 略
NTPデーモンの再起動
$ sudo systemctl restart ntp
ntpq -pコマンドで動作確認を行います。
同期するにはちょっと時間が必要になります。
同期が完了すると次のようになります(例)
$ ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
*ntp-b2.nict.go. .NICT. 1 u 12 64 1 10.180 0.159 0.182
ntp-b3.nict.go. .NICT. 1 u 11 64 1 10.890 0.191 0.230
ntp-a2.nict.go. .NICT. 1 u 10 64 1 10.357 0.015 0.280
ntp-a3.nict.go. .NICT. 1 u 9 64 1 10.000 -0.038 0.218
ntp-a2.nict.go. .INIT. 16 - - 64 0 0.000 0.000 0.000
ntp-a3.nict.go. .INIT. 16 - - 64 0 0.000 0.000 0.000
これで環境のセットアップができました。
次回 ネットアドレスの固定化など行っていきたいと思います。
母艦からSSHでログインします。
piユーザーのログインパスワードを変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
1 Change User Password を選択
<Ok>を選択
新しいパスワードを2回入力します。
<Ok>を選択
いったん終了して新しいパスワードで Piユーザーで再ログインします。
ロケールの確認を行います。
pi@raspberrypi:~ $ echo $LANG
en_GB.UTF-8
デフォルトでは en_GB.UTF-8になっているようです。
日本語ロケールに変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
続いて Localeを変更します
4 Localisation Options を選択します
I1 Change Locale を選択します。
リストの中から en_GB.UTF-8を探し出し *のチェックを外します。
[ ] en_GB.UTF-8 UTF-8
続いて ja.JP.UTF-8 UTF-8 を探して スペースを押して*のチェックをします。
[*] ja_JP.UTF-8 UTF-8
<OK>を選択します
表示されているリストから ja_JP.UTF-8を選択します
None
C.UTF-8
ja_JP.UTF-8
tabキーで <OK>を選択します
いったん終了して、再ログインします。
Localeが変更されたか確認します。
$ echo $LANG
ja_JP.UTF-8
変更されました
続いてタイムゾーンを変更します。
ラズパイコンフィグを起動します。
$ sudo raspi-config
続いて Localeを変更します
4 Localisation Options を選択します
I2 Change Timezone を選択します。
アジア を選択します
tabキーを押して 了解 を選択します
Tokyo を選択します
tabキーを押して 了解 を選択します
続いてSDカードの容量拡大します。
7 Advanced Options を選択
A1 Expand Filesystemを選択します。
了解を選択します
メニューを終了して rebootします
はい を選択します。
SSHで再接続します。
SDカード容量が拡大したか確認します。
$ df -h
/dev/root 7.1G 885M 5.9G 13% /
以下略
7.1Gに拡大されました。
設定ファイルを編集するためのエディタをインストールします。
リカはviが好きなのでvimをインストールします。お好みのエディタをインストールして下さい。
$ sudo apt-get install vim
時刻同期のために、NTPサーバーの設定をします。
$ sudo vim /etc/ntp.conf
前略
#server 0.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
#server 1.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
#server 2.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
#server 3.debian.pool.ntp.org iburst 先頭に#を挿入し、コメントアウト
pool ntp.nict.jp iburst #新しく追記
以下 略
NTPデーモンの再起動
$ sudo systemctl restart ntp
ntpq -pコマンドで動作確認を行います。
同期するにはちょっと時間が必要になります。
同期が完了すると次のようになります(例)
$ ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
*ntp-b2.nict.go. .NICT. 1 u 12 64 1 10.180 0.159 0.182
ntp-b3.nict.go. .NICT. 1 u 11 64 1 10.890 0.191 0.230
ntp-a2.nict.go. .NICT. 1 u 10 64 1 10.357 0.015 0.280
ntp-a3.nict.go. .NICT. 1 u 9 64 1 10.000 -0.038 0.218
ntp-a2.nict.go. .INIT. 16 - - 64 0 0.000 0.000 0.000
ntp-a3.nict.go. .INIT. 16 - - 64 0 0.000 0.000 0.000
これで環境のセットアップができました。
次回 ネットアドレスの固定化など行っていきたいと思います。
2017年03月26日
Raspberry Pi Zero + Raspbianで OpenSim準備編
巷で話題沸騰中の フリスクタイプのRaspberryPi ZeroでOpenSimをやってみたいと思います。
なかなか、日本での入手が難しい状態が続いていましたが、日本での代理店が誕生したことで
入手しやすくなりました。
価格5ドルでLinuxが動作するのですから 超驚きです^^
代理店のケイエスワイから本体600円(税抜き、2017年3月25日現在)で販売されています。ただし 1人一枚限定www
だそうです
このほかにもいろんなところから、販売されているようですので、WWWショピングしてみてください。
リカは今回、本体とUSB変換ケーブル、HDMI交換アダプター、ケースがセットとなった
「Pi Zero Official Simple Kit」 を購入しました^^詳しくは Webで確認くださいね^^
このほかに電源用USBケーブル、電源アダプタ、HDMIケーブル、キーボード、HDMI対応モニタなどが必要です。
また、LANは内蔵していないので、USB-LANアダプタ、無線対応になるとWiFiアダプタが必要になります
(WiFi内蔵タイプも販売開始されましたが、入手困難でした^^; 早く解消されるといいですね)
では、ハードの準備ができましたので、OSの準備に取り掛かります。
OSもいろいろ選択技ありますが、今回は軽量な RASPBIAN JESSIE LITEにしたいと思います。
母艦は、RaspberryPi 3のRASPBIANです。 Windowsファンの方ごめんなさい^^; SDカードに焼き付ける方法はグーグル先生に聞いてくださいね
基本的な作業は
1、OSをダウンロード
2、SDカードにOSを焼き付ける
3、ログインしてSSHを有効にする
ここから先は、モニタ、キーボードは必要なくなります。
母艦からのSSHでコマンド処理を行っていきます。
というような流れでOSをインストールしてみます。
母艦のプラウザーからRaspberryPのホームページに行きます
上部タグの「DOWNLOADS」を選択して、ダウンロードするOSの選択を行います。
RASPBIANを選択します
RASPBIAN JESSIE LITEの 「Download ZIP」ボタンを押してダウンロードします。
解凍します。
$ unzip 2017-03-02-raspbian-jessie-lite.zip
これでOSの準備ができました。
OSをインストールするSDカードは今回 8Gのものを用意しました。
母艦にSDカードを接続して、マウント先を調べます。
手順はこちらの記事を参照してください
$ dmesg | tail
確認した結果、/dev/sdaにマウントされているようです。(リカの環境です)
アンマウントします。
$ umount /dev/sda1
OSイメージをを書き込みます。
コマンドは
$ sudo dd bs=4M if=2017-03-02-raspbian-jessie-lite.img of=/dev/sda
ですが、このコマンド 母艦を撃沈する破壊力を持っています。
特に of=????の部分を間違えるとあっけなく母艦が再起不能に^^;
細心の注意が必要です。
ここのof=/dev/sdaのマウント先は リカの環境の場合です。 このマウント先は決め打ちではありませんので
環境にあわせて変えてください。
書き込みが終了したら、SDカードをraspberry pi zeroにセットしてOSを立ち上げます。
ログインユーザーは pi パスワードは raspberryです。
無事ログインしたら、
$ sudo raspi-config
を実行します。
メニューの中から
5 Interfacing Options を選択します。続いて
P2 SSHを選択します。
<Yes>を選択します
<Ok>を選択します。
<Finish>を選択して終了します。
Ipアドレスを確認します。(有線LANでUSB-LANアダプターをつないだ状態です)
$ ifconfig
inet addr:の項目のネットアドレスをメモします。
ここでは、192.168.11.16とします。
母艦から sshで接続します。 (Windowsの場合は、Tera TermでSSH接続が便利です)
$ ssh pi@192.168.11.16
初回だけ Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? て聞いてきますので yesで答えます
pi@raspberrypi:~ $
SSHでログインできましたぁ^^
シャットダウンは
$ sudo shutdown -h now
です^^
次回に続きます^^
なかなか、日本での入手が難しい状態が続いていましたが、日本での代理店が誕生したことで
入手しやすくなりました。
価格5ドルでLinuxが動作するのですから 超驚きです^^
代理店のケイエスワイから本体600円(税抜き、2017年3月25日現在)で販売されています。ただし 1人一枚限定www
だそうです
このほかにもいろんなところから、販売されているようですので、WWWショピングしてみてください。
リカは今回、本体とUSB変換ケーブル、HDMI交換アダプター、ケースがセットとなった
「Pi Zero Official Simple Kit」 を購入しました^^詳しくは Webで確認くださいね^^
このほかに電源用USBケーブル、電源アダプタ、HDMIケーブル、キーボード、HDMI対応モニタなどが必要です。
また、LANは内蔵していないので、USB-LANアダプタ、無線対応になるとWiFiアダプタが必要になります
(WiFi内蔵タイプも販売開始されましたが、入手困難でした^^; 早く解消されるといいですね)
では、ハードの準備ができましたので、OSの準備に取り掛かります。
OSもいろいろ選択技ありますが、今回は軽量な RASPBIAN JESSIE LITEにしたいと思います。
母艦は、RaspberryPi 3のRASPBIANです。 Windowsファンの方ごめんなさい^^; SDカードに焼き付ける方法はグーグル先生に聞いてくださいね
基本的な作業は
1、OSをダウンロード
2、SDカードにOSを焼き付ける
3、ログインしてSSHを有効にする
ここから先は、モニタ、キーボードは必要なくなります。
母艦からのSSHでコマンド処理を行っていきます。
というような流れでOSをインストールしてみます。
母艦のプラウザーからRaspberryPのホームページに行きます
上部タグの「DOWNLOADS」を選択して、ダウンロードするOSの選択を行います。
RASPBIANを選択します
RASPBIAN JESSIE LITEの 「Download ZIP」ボタンを押してダウンロードします。
解凍します。
$ unzip 2017-03-02-raspbian-jessie-lite.zip
これでOSの準備ができました。
OSをインストールするSDカードは今回 8Gのものを用意しました。
母艦にSDカードを接続して、マウント先を調べます。
手順はこちらの記事を参照してください
$ dmesg | tail
確認した結果、/dev/sdaにマウントされているようです。(リカの環境です)
アンマウントします。
$ umount /dev/sda1
OSイメージをを書き込みます。
コマンドは
$ sudo dd bs=4M if=2017-03-02-raspbian-jessie-lite.img of=/dev/sda
ですが、このコマンド 母艦を撃沈する破壊力を持っています。
特に of=????の部分を間違えるとあっけなく母艦が再起不能に^^;
細心の注意が必要です。
ここのof=/dev/sdaのマウント先は リカの環境の場合です。 このマウント先は決め打ちではありませんので
環境にあわせて変えてください。
書き込みが終了したら、SDカードをraspberry pi zeroにセットしてOSを立ち上げます。
ログインユーザーは pi パスワードは raspberryです。
無事ログインしたら、
$ sudo raspi-config
を実行します。
メニューの中から
5 Interfacing Options を選択します。続いて
P2 SSHを選択します。
<Yes>を選択します
<Ok>を選択します。
<Finish>を選択して終了します。
Ipアドレスを確認します。(有線LANでUSB-LANアダプターをつないだ状態です)
$ ifconfig
inet addr:の項目のネットアドレスをメモします。
ここでは、192.168.11.16とします。
母艦から sshで接続します。 (Windowsの場合は、Tera TermでSSH接続が便利です)
$ ssh pi@192.168.11.16
初回だけ Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? て聞いてきますので yesで答えます
pi@raspberrypi:~ $
SSHでログインできましたぁ^^
シャットダウンは
$ sudo shutdown -h now
です^^
次回に続きます^^