CentOS6でOpenSim 準備編

rikachann Aabye

2012年05月19日 20:18


CentOS6OpenSimを構築しましたのでメモをします。

今回導入したCentOS6はインストール時に、最小ディスクトップ、開発で開発ツールを選択しています。
ハードはIntel Atomプロセッサー 2Gメモリです。

インストールされたCentOSのバージョンは
     $ cat /etc/redhat-release
     CentOS release 6.2 (Final)

インストール後の初期設定は 「CentOSサーバー構築マニュアル」さんのマニュアルを参考にしました
   ・yumによるアップデート
   ・SELinux無効化
   ・リポジトリインストール
等を実施しました

OpenSimは「opensim-0.7.3.1」です。 ソースからインストールします。

インストール後の実行結果はメガリージョンまで確認できました。(設定は次回に^^;)
(2SIMをメガリージョンとしました)



OpenSimの実行環境としてmonoが必要になりますが、簡単な方法として、バイナリーを入手して
展開するのが近道です。

CentOS6で下記のように、バイナリをyumよりダウンロードして展開し、実行することにしましたが
エラーが発生してしまします。

OpenSimのwikiで記載されている「Mono のリポジトリからインストールする 」方法では、
rpmファイルを解凍する時エラーとなりました。




解決方法が見つからないので、mono実行環境をソースからコンパイルしてみました


 libgdiplus拡張ライブラリーのコンパイル
 Mono実行環境のコンパイル

となります。

まず最初にmonoのコンパイルに必要なライブラリー、ツールを事前にyumでインストールします
こちらのPhonicUK Wikiさんのwikiを参考にインストールしてみました
(すでにインストール済みのものもあります)

# yum install bison gettext glib2 freetype fontconfig libpng libpng-devel libX11 libX11-devel glib2-devel libgdi* /
  libexif glibc-devel urw-fonts java unzip gcc gcc-c++ automake autoconf libtool make bzip2 wg

libgdiplus拡張ライブラリーのインストール
 mono-projectのダウンロードよりソースを入手します。

今回は libgdiplus-2.10.9.tar.bz2 を選択

/usr/local/src で展開
# tar jxvf libgdiplus-2.10.9.tar.bz2  
# cd libgdiplus-2.10.9
# ./configure
# make
# make install
# ldconfig

monoのインストール

 mono-projectのダウンロードよりソースを入手します。


今回は mono-2.10.9.tar.bz2 を選択

/usr/local/src で展開
# tar jxvf mono-2.10.9.tar.bz2
# cd mono-2.10.9
# ./configure --with-libgdiplus=/usr/local/lib/libgdiplus.la --prefix=/usr/local
# make
# make install

*コンパイルには1時間30分程度かかりました^^

バージョンを確認します

$ mono --version
Mono JIT compiler version 2.10.9 (tarball 2012年 5月 19日 土曜日 17:22:46 JST)
Copyright (C) 2002-2011 Novell, Inc, Xamarin, Inc and Contributors. www.mono-project.com
TLS: __thread
SIGSEGV: altstack
Notifications: epoll
Architecture: x86
Disabled: none
Misc: softdebug
LLVM: supported, not enabled.
GC: Included Boehm (with typed GC and Parallel Mark)

無事インストールできたみたいです。

次回 OpenSimのソースをコンパイルして実行してみます。

CentOS