CentOS6で
OpenSimを構築しましたのでメモをします。
今回導入したCentOS6はインストール時に、最小ディスクトップ、開発で開発ツールを選択しています。
ハードはIntel Atomプロセッサー 2Gメモリです。
インストールされたCentOSのバージョンは
$ cat /etc/redhat-release
CentOS release 6.2 (Final)
インストール後の初期設定は 「
CentOSサーバー構築マニュアル」さんのマニュアルを参考にしました
・yumによるアップデート
・SELinux無効化
・リポジトリインストール
等を実施しました
OpenSimは「opensim-0.7.3.1」です。 ソースからインストールします。
インストール後の実行結果はメガリージョンまで確認できました。(設定は次回に^^;)
(2SIMをメガリージョンとしました)
OpenSimの実行環境としてmonoが必要になりますが、簡単な方法として、バイナリーを入手して
展開するのが近道です。
CentOS6で下記のように、バイナリをyumよりダウンロードして展開し、実行することにしましたが
エラーが発生してしまします。
OpenSimのwikiで記載されている「
Mono のリポジトリからインストールする 」方法では、
rpmファイルを解凍する時エラーとなりました。
解決方法が見つからないので、mono実行環境をソースからコンパイルしてみました
libgdiplus拡張ライブラリーのコンパイル
Mono実行環境のコンパイル
となります。
まず最初にmonoのコンパイルに必要なライブラリー、ツールを事前にyumでインストールします
こちらの
PhonicUK Wikiさんのwikiを参考にインストールしてみました
(すでにインストール済みのものもあります)
# yum install bison gettext glib2 freetype fontconfig libpng libpng-devel libX11 libX11-devel glib2-devel libgdi* /
libexif glibc-devel urw-fonts java unzip gcc gcc-c++ automake autoconf libtool make bzip2 wg
libgdiplus拡張ライブラリーのインストール
mono-projectのダウンロードより
ソースを入手します。
今回は libgdiplus-2.10.9.tar.bz2 を選択
/usr/local/src で展開
# tar jxvf libgdiplus-2.10.9.tar.bz2
# cd libgdiplus-2.10.9
# ./configure
# make
# make install
# ldconfig
monoのインストール
mono-projectのダウンロードより
ソースを入手します。
今回は mono-2.10.9.tar.bz2 を選択
/usr/local/src で展開
# tar jxvf mono-2.10.9.tar.bz2
# cd mono-2.10.9
# ./configure --with-libgdiplus=/usr/local/lib/libgdiplus.la --prefix=/usr/local
# make
# make install
*コンパイルには1時間30分程度かかりました^^
バージョンを確認します
$ mono --version
Mono JIT compiler version 2.10.9 (tarball 2012年 5月 19日 土曜日 17:22:46 JST)
Copyright (C) 2002-2011 Novell, Inc, Xamarin, Inc and Contributors. www.mono-project.com
TLS: __thread
SIGSEGV: altstack
Notifications: epoll
Architecture: x86
Disabled: none
Misc: softdebug
LLVM: supported, not enabled.
GC: Included Boehm (with typed GC and Parallel Mark)
無事インストールできたみたいです。
次回 OpenSimのソースをコンパイルして実行してみます。